Visual StudioでのCUDAの開発環境を整えよう

 

ダウンロードするもの

  1. CUDA Driver
  2. CUDA SDK
  3. CUDA Toolkit
  4. CUDA VS Wizard(64bit版)
 

インストール

まずはCUDA Driver, SDK, ToolKitをダウンロード、インストールしましょう。CUDA SDKはバージョンによってデフォルトのインストール先が 異なっているようです。今回はインストール先が「C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\」 だったという前提で解説していきます。

 

環境設定

「マイコンピュータ→システムのプロパティ→詳細設定タブ→環境変数」まで行き
「システム環境変数→Pathを選択→編集」をまで行くと「システム変数の編集」がでてきます。

ここの変数値に文字列を追加します。既に書いてある文字は消さないようにしましょう。

  ;C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\bin\win32\Release
  ;C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\bin\win32\EmuRelease
  ;C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\bin\win32\EmuDebug
  ;C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\bin\win32\Debug
  ;C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\shared\bin\win32\Debug
  ;C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\shared\bin\win32\Release

追加したらOKでウィンドウを閉じます。

 

Visual Studioのパスを通す

Visual Studioを起動し「ツール→オプション→プロジェクトおよびソリューション→VC++ディレクトリ」まで行き「ディレクトリを表示するプロジェクト」から「インクルードファイル」を選択して以下を追加します。

  C:\CUDA\include
  C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\common\inc
  C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\shared\inc

次に「ディレクトリを表示するプロジェクト」から「ライブラリファイル」を選択して、以下を追加します。

  C:\CUDA\lib
  C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\common\lib
  C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\shared\lib

OKを押してウィンドウを閉じます。

 

cutil32D.dllの追加

コンパイルに必要な「cutil32D.dll」がフォルダに入っていないので
「C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\common\lib」
の中に入っている「cutil32D.dll」をコピーして
「C:\CUDA\bin」
の中で貼付けしましょう。

 

カスタムビルド

いきなりGUDAという未知のプログラムの開発環境を渡されてもどのような手続きを踏めばコンパイルから実行まで行けるのかわからないし 、インクルードなどを毎回書くのも面倒なので、とりあえずなプログラムがあらかじめ組み込まれているカスタムビルドを使います。

ダウンロードしておいた「CUDA VS Wizard」をインストールしましょう。

次にVisual Studioを起動して「ファイル→新規作成→プロジェクト」を選択します。

新しいウィンドウが出てくるので、「CUDA(64bit版の場合CUDA64)」を選択。「CUDAWinApp」をクリックしてOKを押します。

「次へ」をクリックします。

ここで色々と設定できますが、今回はこのままで「Finish」を押します。すると「CUDAWinApp1」というソリューションの 中に「sample.cu」が作られているのが分かります。

このプログラムを実行してみましょう。F5キーを押すと

このように実行されます。

 

「cutil.hがない」とエラーが出る方へ

Visual Studioのパスを通せていません。Visual Studioのライブラリファイルに追加したパスのところに 「cutil.h」があるか確認してください。またはVisual Studioを再起動して見てください。

 

「Err source: CreateCustomProject」というエラーの方へ

「Err source: CreateCustomProject」というエラーで検索された方は、自分のコンピュータとCUDA VS Wizardの32/64bit版が 合っていません。

ちなみに2つインストールするとこんな感じになります。

 

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