最近、子供が親を凶器で殺害するという事件が起こったが、その事件が知られた後に話題になったのは、いくつかのアニメが放送を自粛するようになったという事。
自粛したアニメは「School Days」、「ひぐらしのなく頃に解」というアニメであるが、自粛するにはもちろん理由がいろいろとあり、おそらくはそれらアニメが「ニュースの内容を連想されるような内容」だったからである。
簡単な要約を行うと、それらのアニメには残虐なシーンが含まれていたため、「こういったアニメに影響されたのではないか・・・」という話がインターネット上ではあがっていた。
そういったネットの根も葉もない情報を参考にしたのか、各メディアはとんでもない報道を始めた。
産経スポーツより引用
二女は中学の卒業文集で、将来の夢として漫画家などを挙げていた。山村の連続怪死事件を描いたゲームソフトで、コミック化もされた「ひぐらしのなく頃に」に登場する少女が、おのを使用する場面があり、ネット上では事件との関連を指摘する声が上がっている。
産経スポーツの記事であるが、ソース(引用元)となるものにWeb魚拓(指定したサイトのデータをキャッシュするWebサービス)を使っている。つまり今は無言で記事の内容を修正しているためである。
二女は中学の卒業文集で、将来の夢として漫画家などを挙げていた。http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200709/sha2007091900.html
現在はこのような状態だ。そう、今回の事件性とアニメは何の関係もないのに対して、各メディアは間違ってても誰も責任をとらないような「インターネットのウワサ」をわざわざ参考にして、一斉に特定のアニメを叩き、それが誤った情報だと分かれば次は隠蔽作業を必死に行っている。
こういった誤報修正は基本的に謝罪文を書かずネットに配信しているデータをひっそりと変更するだけである。
新聞なら図書館等にそれらの情報は長い期間保管され、証拠として末永く残る。しかしインターネットでは新聞社のサーバからの配信であるため、新聞社が「マズイ」とおもったらいつでも隠蔽できるのである。
もちろんそういった現状が気に食わないユーザもいるわけで、先ほど登場した「Web魚拓」等を利用して過去の文章と現在の文章が異なっているのを提示して他のユーザに知らせたりと行動している人もいる。
しかし、隠蔽を暴かれるのが嫌いな各新聞社は「著作権」をうまく利用して「Web魚拓」のデータの削除を行っている。
#探偵ファイル/ニュースウォッチ 「ウェブ魚拓は著作権違反」と新聞社が削除命令
http://www.tanteifile.com/newswatch/2007/09/12_01/index.html
P2P技術等を利用して個人個人が新聞社が発表した過去のニュースデータを入手できるシステムが必要なのか、著作権法から叩き直す必要があるのか・・。どちらにせよこの現状は打開しておかないとユーザがマリオネットとなる日も近いかもしれない。